縁 は 異 な も の
68歳の挑戦から”縁は異なもの”にタイトルを変更しました。
05 | 2017/06 | 07
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

遥かなるセントラルパーク
1931年、第一次世界大戦が勃発する前の物語です。
世界中が貧しく、失業者が巷に溢れ、炭鉱労働者ストは支配者階層に押さえ込まれ、
救護施設ではパンを求める人の長い行列ができた、暗い時代でした。
そんな折、一発屋の興行師が、莫大な賞金のかかったアメリカ大陸横断マラソンを旗揚げしたのです。

IMG_20150226_225110136_convert_20150226231356.jpg

ロスアンゼルスからニューヨークまで、全行程 5062kmを二か月半かけて走るのです。
賞金は100位まで。1位が15万ドルで、100位までの総額が36万ドルです。
当時で1億3000万円、それはもう途方もない賞金額でした。



一攫千金を夢見て世界各地から駆けつけた者は2000名。
二か月半にわたるランナーの食事、けがや病気、リタイアした人へのサポート、宿泊地の確保ほか、
最低限の保証を誰がするのでしょうか。すべてにおいて危うさを孕んだものでした。
ロスアンゼルスを発って、灼熱のモハーヴェ砂漠を突っ切っり、ラスベガス着。
その後も、空気の薄いロッキー山脈を越えて、寒さや猛暑や豪雨・・・
次から次へと試練が襲います。

こともあろうに、ランナーたちは、ただ温和しく走っていただけではありません。
何かにつけて賭けるのが好きなタチは、苦しさにあえいでいても変らないようでした。
駿馬とランナーを競争させて、さあ、どちらに賭ける?
エースランナーと地下ボクサーのボクシング試合で 勝つのはどっちだ?
ランナーは各地で手に汗握る競争を受けて立っては、その都度、掛け金が飛び交いました。
シカゴにはアル・カポネが君臨していました。
カポネがいるからには、刃傷沙汰が起こらずにすみません。
カポネのボディガードが、トップでシカゴ入りするのは誰か、賭けたことが原因です。
まさに、このマラソンは走るラスベガスとでも言いましょうか。

大一番は、果たしてこのランナーたちが無事にニューヨークに辿りつけるのか?でした。
それは全米挙げての賭け事になりました。
10対1の割合で辿りつけない方が圧倒的に多かったのです。

両手にスコッチと葉巻。インチキくさかった興行師フラナガンでしたが、
彼はランナーのためによくやりました。
走るかたわら、インデアンの万能薬チッカモーガを売りさばいた54歳のランナー
ドク・コールが、危機的局面になるたびに、すべてのランナーのために
その並外れた経験と頭と度胸で切り抜けました。

フラナガンとランナーたちは、無事ニューヨークのセントラルパークに辿り着けたのか。
そこには、ある感動が待っていました。
命がけで走りながら賭けをする、抜け目なく商売をする・・・
それでいて
これぞアメリカともいえる爽やかな完結が待ち受けていました。






コメント
読破に乾杯!
途中で退屈になる、と聞いていたので
上・下巻を読み終えたスマイルさんを尊敬します 👏

最終章を読んでいた頃、かと思いますが
電話を入れた時「それはやるべきだ」と前向きな夢のある助言を私にしてくれましたね。
スマイルさんはたっぷりと「遥かなるセントラルパーク」の余韻に浸っていたからこそ、の言葉だったのでしょう。

爽やかな完結については、ここで語っていませんが
想像するに
過酷な run を続けていたランナーたちが、なぜ走っているのかと自問するうちに一体感が生まれていったのではないだろうか。
賞金だけじゃないものへ変化していく様が、全米の心を動かして感動の渦を巻き起こすのじゃないかと。

映画「バンクーバーの朝日」を観た後なので
そんなことを思い描いてみました。
[2015/03/01 10:48] URL | ensachi #- [ 編集 ]

バンクーバーの朝日
それはどんな映画ですか。

私は自分の書いた文章がどんな読まれ方をしているか、
とても気になります。
コメントを書いてくれると、その判断になるのでありがたいです。
今回のensachiさんのコメントは、私が書かなかったことまで
予測して書いてくれて、全くその通りの結末だったので
嬉しかったですよi-176

言外のニュアンスまでくみ取れる文章表現を志しているので、
わが意を得たりの心境です。
ありがとう♪
ensachiさんが「バンクーバー朝日」を見たおかげですね。

[2015/03/01 23:27] URL | スマイル(*^▽^*) #- [ 編集 ]

完走・完読 アッパレです!
さすがスマイルさん 長い小説を読破されましたね。
私なら居眠り続きでマラソンよりも時間がかかります(T-T)

鹿児島最南端「佐多岬」から北海道最北端「宗谷岬」まで
直線距離にして約1,888kmです。

5000キロを走るには日本列島1往復とまだ半分弱走る事になります(T_T)

永遠も1秒から
5000キロも1歩から…
毎日3キロのスマイルさんなら5年くらいですかね~

マラソンのお話は 教科書に載ってた
「走れメロス』
それ以来です。

読んでいるときに 一緒に走っているような錯覚に落ちませんでしたか?

そうでないと、
ゴールの達成感に同調出来ません。

この本が映画化されたら良いのにと
感じます。
アルカポネが登場するなんて~

何でも賭事にしちゃう世の男性達
まだまだ理解に苦しみます(^-^;
[2015/03/02 20:52] URL | まいど~る #/95gOgAk [ 編集 ]

すごい!
気の遠くなるような男たちのお話し。
そのきっかけから、ゴールまでのあらすじが、
スマイルさんによって、見事に表現されていて、
この長い長い話を、私はもう読んだような気持ちになってしまいました。
私なら本屋さんでも図書館でも
きっと手に取ることすらしない域の本です。
でも、読んでみたい!と思わせるスマイルさんの
文筆力は、すばらしい。
でもでも、こんな長い本を読む根気がもうないのです。
まいどーるさんのおっしゃるとおり、
映画化されたら、おもしろいでしょうね。
虚実とりまぜたアメリカ映画らしい野郎共の冒険物語。
ワクワクしそうです。

それにしてもこんな長いお話、
最後まで読み通し、見事に要約できる
スマイルさんのパワーに感服するばかりです。

[2015/03/03 15:02] URL | ハナコのママ #- [ 編集 ]

コメントをありがとうございます
もう一つのテーマは賭け事なんですよね。

三蔵法師が経典を求めて西方浄土へ旅するほど
長距離をランナーは走るのです。
それなのに悲壮感がないのは、
ちょっとしたことでも賭けの対象になる
いかにもアメリカ的な軽薄さ、茶目っ気が
全編に色を添えているからだと思いました。

精神統一が美徳である日本人は
ウルトラ・マラソンをしながら賭け事はしないと思います。
しかし、その美徳は救いがたいほどの深刻さや、
悲壮感になってしまいます。
体力の限界に挑戦しながら、
あっけらかんとした雰囲気を保っている小説は
得がたい魅力だと思いませんか。

それが、アメリカ人の小説にはあるのです。





[2015/03/03 17:01] URL | スマイル(*^▽^*) #- [ 編集 ]


体力の限界で走っていながら、賭け事をする気に??
なれない、できない。とんでもない。
外国の本の面白さは、そんなところにあるのでしょうね。

近藤史惠著「サクリファイス」を思い出しました。
自転車ロードレースのお話です。きつい山道を走りながら
駆け引きをし合いますが、外国の選手とも心を通わせていきます。
日本人の著者ですから賭け事は登場しません。まじめです。
けれども読み応えあった本です。
[2015/03/03 20:00] URL | ensachi #- [ 編集 ]

レース ルールはなんでもあり
生け贄ですか?

私は、チキチキマシン猛レースを思い出しました。

[原題:Wacky Races])は、アメリカのテレビアニメ番組。
日本では、NET(現:テレビ朝日)系列で1970年4月6日 - 7月27日に放映された。

小学生でした(^o^)ご覧になられましたか?

[2015/03/03 21:44] URL | まいど~る #/95gOgAk [ 編集 ]

残念、アニメ見ていません。
うれしいワ まいどーるさん
サクリファイスの主題は ’いけにえ’ です。
ロードレースはチームプレイなので、犠牲になる選手がいるのです。
あらすじは読んでみてのお楽しみ。
全力を出し切った主人公が、爽やかな感動を与えてくれます。

’バンクーバー朝日’はカナダ移民2世の野球チームです。
暗く疲れた日本人移民地区。野球の話題が希望を運んできてほしいのに、チームは打てないしいつも最下位。
考え出したのが、ヒットなしのバンドばかりの小技戦法でした。
日本人の得意でしょう。チームは勝ち進んで、ついに優勝!
日系移民に留まらず、全米を感動させた実話です。
バンクーバー朝日チームは、カナダ野球の殿堂入りをしています。

姉妹でありながら、スマイルさんとは違う本を喜びますね フフフ
遥かなるセントラルパークはもちろんですが、3話に共通するのは挑戦することで人の心が動くということです。

最後に
私事の小さな話になりますが、スマイルさんに「やってみたら」と背中を押してもらったことを、次回のensachi記事にしてみます。
[2015/03/04 12:43] URL | ensachi #- [ 編集 ]

お二人さんで盛り上がっていますね
突然、生贄が出てきて
私にはさっぱりわからないことでした。
二人の会話から、なるほどそういうことか、とわかった次第です。
チームワークとはいえ、生贄になる人は悔しいでしょうね。
世間には小説になりそうな、私の知らないことが
満ち溢れていますね。

ハナコのママさん
お褒めいただいてありがとうございますm(__)m
ハナコのママさんの言葉は効きますね。
私にとっては特効薬です♪
読む本は人それぞれ、好みがありますが、
皆さんが何らかの本を読んでいます。

実生活では、本を読んでいるなどと余計なことを言って
浮いてしまうのが心配です。
ブログに感謝しなければなりません。

それではensachiさんにバトンタッチしますね。
電話で話した経緯を、どんな記事にするのか
とても楽しみにしています。
[2015/03/04 13:58] URL | スマイル(*^▽^*) #- [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://ensachisan.blog.fc2.com/tb.php/220-aa74ca4f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)